やすらぎ鍼灸接骨院の日記

院の案内、やすらぎ通信や帯同のことをアップしていきます

やすらぎ通信 vol.67 『夏バテ』

9月も半ばに差し掛かりましたが、まだまだ残暑が続きますね。
「最近食欲がない」、「疲れがとれない」などと感じている方はいらっしゃいませんか?
それは『夏バテ』かもしれません。
「夏バテは暑い真夏のもの」と思われるかもしれませんが、実際には残暑が厳しくなる8月終わりから9月にかけてかかる人が多いのです。
とくに9月に入ってもまだまだ暑い日が続く今年は、これからが夏バテ危険信号です!

今回のやすらぎ通信は、そんな『夏バテ』についてご紹介したいと思います。
そもそも夏バテの一般的な症状は・・・
体がだるい / 疲れが取れない / 食欲がなく、冷たいものばかり飲む / 思考力の低下 / 下痢や便秘    などが挙げられます。
夏バテは、はっきりとした痛みを伴うわけでもなく、寝込んだりするほどの重大な症状が出ることも少ないため、何となく体調が優れなくても、特別な対策をとることのないまま、自然に体力が回復するのを待つ方がほとんどのようです。
しかし、夏バテしている体に初秋の不安定な気候が重なると、体力回復どころか、余計に体調を崩してしまう人も多く見られます。

そんな夏バテの原因は、ズバリ大きく分けて3つ!!
・食欲不振  ・睡眠不足  ・冷房負け

食欲不振:
夏は「暑いから」「食欲がないから」という理由で、食事を抜いたり、冷たい簡単なもので済ませてしまいがちで栄養に偏りが生じます。
また、大量に汗をかくことにより、ビタミン類が一緒に流れ出てしまいます。
ビタミンB群は神経や筋肉の働きを支えています。体内に貯えられた糖質や脂肪を燃やしてエネルギーに変えるには、ビタミンB群が必要です。

【改善方法】
1日3食、きちんと食べるようにしましょう。その上で、タンパク質やビタミンB1、B2群を含んだものをメニューの中心にすると良いでしょう。
熱を下げる夏野菜といわれるトマト、キュウリ、ナスなどの緑黄色野菜、食欲をそそるシソ、ミョウガなどの香味野菜、カレー粉、唐辛子などの香辛料を上手に使いましょう。
また、ビタミンB1の吸収を高めてくれる黒にんにくもオススメです!


睡眠不足:
夏の間暑くて寝苦しく、なかなか寝付けず睡眠不足になりがちです。

【改善方法】
規則正しい生活リズムで暮らすことが必要です。軽い運動をして適度の疲労感を与えることも重要です。
1日10分程、ストレッチをするのも良いでしょう。息を吐きながら筋肉を伸ばす部分に意識を集中してゆっくりとやって下さい。
就寝前にぬるめの温度で入浴するのも効果的です。自律神経を落ち着かせ、血行を促進し眠気を誘って疲労を回復させるのに最適です。


冷房負け:
外は暑いのに室内は冷えすぎています。一般的に、外気との温度差は5℃以内が望ましいとされています。
この急な気温の変化の繰り返しに体がついていけなくなり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

【改善方法】
自分の体調に合わせて温度調節できる服装や、ひざ掛け、靴下、腹巻きなどを準備しましょう。
とくに、お腹周りや下半身の保温は大切です。
乱れた自律神経のバランスを整えるのには、温灸も効果的です。


朝晩は段々と涼しい風が吹いてきて、秋がもうそこまで来ています。夏バテを引きずって風邪などひかないよう、みなさま体調管理に十分お気をつけください。