やすらぎ鍼灸接骨院の日記

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ボランティア

先日、一時避難所である川崎のとどろきアリーナに行ってきました。

やすらぎの若手三人衆と日本工学院八王子専門学校の柔道整復科の学生たちで、避難されている方々にマッサージをしてきました。

学生たちには前々から練習をしてもらい、当日は足をマッサージしました。
いざ患者さんのからだに触れると終始緊張しっぱなしで、無言で黙々とマッサージをするという、少し異様な空気になってしまうこともありましたが(笑)

普段、なかなか現場に出る機会のない学生たちにとって、とてもいい経験になったようです。


治療を受けに来てくださった方の一人とお話しました。
その方は避難所のほかの方々と、午前中に川沿いのゴミ拾いに出かけたそうです。

「いつも良くしてもらっているから、恩返しのつもりでゴミ拾いに行ったんだけどね。すぐ足が疲れちゃったわ。」

何気ない一言でしたが、私はとても感動しました。
地震で大変な思いをされ、現在も不安定な生活を送っておられるのに、他人を想うことができる。
人と人とのつながりというか、あたたかさというか、絆というか…
とても大切なものに触れたような気がしました。


短い時間で少しの施術しかすることができませんでしたが、喜んでいただけたのでとても嬉しかったです。

今回はマッサージという形でしたが、できることはまだまだたくさんあるんだと実感しました。

思いを形に表し、行なうことが大切なんだと改めて気づくことができました。

ボランティア活動を振り返ると…
マッサージが終わると「ありがとう」と言われましたが、大切なことを気づかせてもらった私たちの方こそ「ありがとうございました」と伝えたかったです。

この場をお借りして、お礼を言わせていただきます。

とどろきアリーナに避難されている皆様、本当にありがとうございました。