やすらぎ鍼灸接骨院の日記

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やすらぎ通信vol.40 「むくみ」

今回は「むくみ」です。
今年は平年より早く梅雨入りしましたね。
昨年の同じ日のやすらぎ通信vol.16でも少しお話しましたが、この時期は天気の悪化から
自律神経の乱れを招きやすくなり、その影響の一つにむくみがあります。

●むくみとは
皮下にたまった水分です。
体内の水分は細胞や血管に行き渡り、一定のバランスを
保っていますが、さまざまな要因で静脈の流れが悪くなると、
水分が血管から滲み出し、皮下にたまってしまいます。
梅雨はこの要因の中でも自律神経の乱れにより、
血管が収縮して流れが悪くなります。
また、湿度が高いことで汗が蒸発しにくくなり、体熱が放散できず、
体調を崩し、体内の水分代謝が乱れやすくなります。

●水分の取り過ぎ
特にアルコールは血管から水分を滲み出しやすくなります。
それと同時に利尿作用もあり、体外にも水分を出してしまうので、
喉も渇きます。
喉の渇きや血管の脱水は感知が早く、どんどん水分を取って
しまいますが、皮下の水分は2~3日経たないと身体は感知して
くれません。
その為、悪循環に陥ってしまいます。

●女性のむくみ
筋肉量とホルモンが関係しています。
女性は男性に比べ、筋肉量が少ないため、
特に脚の血液を心臓に戻す力が弱く、
脚がむくみやすいのです。
また、妊娠や生理の前後はホルモンの影響で
自律神経が乱れ、血行の悪化からむくみやすくなります。

●予防法
一つ目は横になることです。
横になることで、下半身の血液が心臓に戻りやすくなり
余分な水分も移動しやすくなります。
また、血液が腎臓に流れやすくなることで、余分な水分は
尿として排泄されやすくなります。
二つ目は足を良く動かすことです。
ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たし、静脈の血行が
良くなり、血液が心臓に戻りやすくなります。
これが、足は第二の心臓と呼ばれる所以です。

●それでもダメなら・・・
仰向けに寝て足を上げ、空中自転車こぎも効果を高めます。
高齢の方など筋力的に辛い方は、脚の下にクッションをしき、
心臓より10cm程度高くすると良いでしょう。

★やすらぎではマッサージの他に失眠灸と呼ばれる、
踵のお灸も行っています。
少し話は逸れますが、失眠灸はむくみ以外にも
冷えや寝付きが悪い、自律神経の乱れに効果があります。