やすらぎ鍼灸接骨院の日記

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やすらぎ通信 vol.46 「顎(あご)」

やすらぎ通信、vol46

 今年も9月に入りました。まだ蒸し暑さは抜けませんが朝と夜は大分涼しくなってきたので寝冷えにはご注意下さい!
9月と言えば秋!秋といえばスポーツ&食ですね。
現在も世界陸上ややすらぎの福田先生の出場した北海道マラソン(是非ブログを読んでください)などスポーツは盛上がっています!
スポーツと食、沢山の共通点がありますが今回のやすらぎ通信では「顎」についてお話させて頂きます。

 顎は頭(顔)の中で一番大きくよく使う関節です。(噛む、話す、表情を作る)
顎もいくつかの筋肉によって動いています。その筋肉をまとめて咀嚼筋(そしゃくきん)と呼びます。
咀嚼筋は顔の中に納まっていますがその噛む力はとても強く、男性で約60kg・女性で約40kgと言われ、
スポーツ選手では100kgもあると云われています。(ワニは2トン)

強い力を出そうとした時、またはストレスを感じたりすると人は歯を食いしばります。当然食事の際も力を使います。
そのため筋肉によって頭蓋骨が引っ張られたり、筋が緊張しすぎて硬くなるといった状態になり頭痛や顎関節症の原因になります。
酷い場合は頭蓋骨の中に入っている脳にまで影響を及ぼします。(自律神経失調症など)
また、片側のみで物を噛む・ほおづえをつくといった日常生活の癖でも筋のバランスが悪くなり、顎の位置がズレる、
そしてズレた顎を支える為に首周りの筋肉にも影響が出ます。(肩の痛みなど)

しかし、きちんと正しい位置で顎をグッと噛めると全身(首→背中→手足・腰)が安定し、
運動のパフォーマンスは上がり、神経系の働きも良くなる!
という素晴らしい効果があります。そのために歯科矯正をメジャーリーガーの松井選手や、箱根駅伝山梨学院大学もしていたそうです。

歯科矯正は専門の歯科医師でなければ出来ませんが、咀嚼筋のストレッチなら簡単ですのでご紹介します。
 ・1、口をゆっくり大きく開けます。無理に開けないで下さい。
 ・2、口をゆっくり閉じます。このとき上と下の歯が当たらないように口は半開き状態です。
 ・3、コレを10回繰り返します。ゆっくりな呼吸で行なって下さい。
    顎に痛みのあるときは無理に行なわないで下さい!
 
これで顎もある程度自然な位置に戻ります。(一時的ですので続けて下さい。)

美味しいご飯を両側でバランスよく噛みしめ、程よく運動し、ときには読書に耽って楽しく秋の夜長を過ごしましょう。
(テレビは明るい部屋で画面から少し離れてみて下さい。)