やすらぎ通信vol.48 「生活習慣病予防の指標METs(メッツ)とEX(エクササイズ)」

今回は「生活習慣病予防の指標METs(メッツ)とEX(エクササイズ)」です。

 

夏も終わり、秋らしい気候になってきましたね。
前々回、前回と秋といえばという内容でしたので、今回は運動をテーマに続けていきたいと思います。

 

2006年と少し前になりますが、

厚生労働省はメタボリックシンドロームや生活習慣病の発症を予防するための

身体活動量・運動量・体力の基準値として、
METs(メッツ)とEX(エクササイズ)と呼ばれる新たな指標を作りました。

 

METs(メッツ)
身体活動の強度を表す単位
運動によるエネルギー消費量が安静時の何倍にあたるか
(例)・1METs=座って安静にしている状態
　　　・3METs=通常歩行

 

Ex(エクササイズ)
身体活動の量を表す単位
身体活動の強度[METs]×身体活動の実施時間[時]
(例)・3METSの通常歩行を1時間行う：3METs×1時間=3EX
　　　・4METSの庭掃除を30分行う：4METs×30分(0.5時間)=2EX
※消費カロリー
　　　EX×体重(kg)×1.05=消費カロリー(kcal)

 

目標運動量
3METs以上の身体活動・運動を1日60分。
1週間に23EX以上行うこと。

 

※METs表からご自分の運動量を確認してみてください
　METs表はこちら→http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/undou01/pdf/data.pdf
　もしくはやすらぎ待合室のやすらぎ通信をご覧ください

 

補足
METｓ・EXの前はBMI(Body Mass Index)による肥満等の測定が良く使われていました。
　※BMI=体重[kg]÷(身長[m]×身長[m])
　　　　22が標準
　　　　25以上は肥満、18.5未満は低体重(日本肥満学会)

 

無理なく継続して行える方法を選びましょう。
既往症のある方は、医師にご相談の上、行ってください。
適度な運動・適度な食事で健康な毎日を送りましょう。