やすらぎ鍼灸接骨院の日記

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やすらぎ通信 vol.49 『骨を丈夫にするのはカルシウム!?』

朝晩の気温も随分下がりましたね。

今回の「テーマは骨とカルシウム」です。

昔からカルシウムには色々な信仰のようなものがありました。

例えば「牛乳を飲む子は骨が丈夫になる」とか「イライラするのはカルシウムが足りないからだ」など…。
(↑イライラとカルシウムは関係ありません♪)

最近でもカルシウム入り機能性食品などにはわざわざカルシウムが含まれている事を強調している物が多いです。

確かに日本人のカルシウム摂取量は不足気味です。昔よりはだいぶ改善されましたが、厚生労働省指標600~800mg/日にはやや足りません。

カルシウムを積極的に摂取することは悪い事では決してありません。
しかし、カルシウムを沢山取りさえすれば本当に骨は丈夫になるのでしょうか?

骨は鉄筋コンクリートと構造が非常に良く似ています。実は骨はたんぱく質とカルシウムから出来ています。
(↑最近話題のコラーゲンです!)

鉄筋がたんぱく質・コンクリートがカルシウムに相当します。鉄筋の無いコンクリートだけの建物はもろくて危険がいっぱいです。
骨もカルシウムと同時に良質のたんぱく質を取らなければならないというわけです。
またそれと同時に大切なのが「運動」です。骨は負荷をかける事で成長し、丈夫になります。特に骨の成長期に充分な運動をしていないと骨は丈夫に育ちません。カルシウムだけ取っていてもダメなのです!
*コラーゲン(ドイツ語: Kollagen、英語: Collagen)は、真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつで、多細胞動物の細胞外基質(細胞外マトリクス)の主成分 である。

*体内に存在しているコラーゲンの総量は、ヒトでは、全タンパク質のほぼ30%を占める程多い。
ゼラチン・豚足・ふかひれ・鳥皮などに多く含まれます。
*因みに全身の骨は全部で206本あります。肋骨は24本です。全身の骨の重さは体重の約5分の1です。
「私は骨太だから見た目は痩せても体重は下がらないの~」はあながち嘘とも言えないかも知れませんね(笑)