やすらぎ鍼灸接骨院の日記

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やすらぎ通信「食中毒」 VOL118

つい先日、豚肉の生食を禁止すると厚生労働省に定められました。  
平成24年に牛のレバーが生食禁止になり、その代用として食べられていた豚のレバーもついに  
食べることが出来なくなりました。お酒のつまみに人気のあったモノだけに残念に思う人も多いようです。  
どうして禁止になったのでしょうか?  
  
・やっぱり食中毒が怖い!  
牛レバーの場合は「腸管出血性大腸菌 O157」に感染する恐れがあるためです。  
O157は非常に感染力が強く、また重症化しやすい危険な感染症です。  
豚レバーの場合、食中毒菌・寄生虫やE型肝炎の危険があります。特にE型肝炎への感染を注意しています。  
  
・E型肝炎ってどんな病気?  
E型肝炎はE型肝炎ウィルスによって引き起こされる急性肝炎で、これにかかった場合  
発熱・腹痛などの消化器症状と肝臓の機能低下が起こります。また高確率で黄疸(目や皮膚が黄色くなる)  
が見られます。重症化することは少ないと言われていますが死亡例もあり、侮ってはいけません。  
豚の他にも、イノシシやシカの生肉を食べても感染する危険があります!  
  
・しっかり火を通してから食べる!  
食中毒菌や寄生虫、E型肝炎ウィルスも、お肉の中心の色が変わるまで加熱すれば感染力を失います。  
特に日本人は肉や魚を刺身で食べるのが大好きなのですが、それに伴うリスクも背負ってきました。  
  
これからの時期、食中毒が増えてきます普段から食べ物の保存状態には敏感になり、  
しっかりと火を通してから口にしましょう。暑さで体調の悪い時は身体の抵抗力も落ちています。  
出来るだけ生モノは控えましょう。