やすらぎ鍼灸接骨院の日記

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やすらぎ通信vol.24 「血液検査(献血)」(10.10.19)

今回は「血液検査(献血)」です。
ちょっと堅いタイトルですが・・・最近、テレビで某製薬会社の動脈硬化の怖いCMが流れていますね。
動脈硬化・糖尿病などの生活習慣病は気付いた頃にはだいぶ進んでしまっていることもある怖い病気です。
また、最近、朝が起きれない・立ちくらみがする・なんだか元気が無い、そんな時は貧血かもしれません。
血液検査を行うことで、そのような病気は見つかりますが、年に一度の健康診断だけでは遅いかもしれません。
そこで、お薦めなのが献血です。
献血はしっかりとした血液が必要なため、病院と同じ検査を行います。
以下は検査項目です。
 
生化学検査
ALT(GPT)
肝臓に含まれる酵素
急性肝炎で強く上昇、慢性肝炎・脂肪肝で上昇
激しい運動後に一過性の上昇もある
 
γ-GTP
肝・胆道・膵・腎に含まれる酵素
閉塞性黄疸・肝炎・アルコール性肝障害で上昇
1ヵ月の禁酒である程度正常化する
お酒を飲まれる方は意識した方が良いでしょう
 
総蛋白TP
血清中の様々な蛋白
生命維持に大きな役割を果たしている
 
アルブミンALB
血清蛋白の50%以上を占める
病気等で栄養状態が悪くなると減少
健康診断のスクリーニングに大きな意味がある
 
アルブミングロブリン比A/G
血清蛋白のアルブミングロブリンの比率
健康な人は一定の範囲にある
病気によって主に減少
 
コレステロールCHOL
血清脂質の一つ
脂肪の多い食事で上昇
肝・胆道・腎・甲状腺の病気で上下
動脈硬化の原因の一つ
要注意の値の一つです
 
グリコアルブミンGA
糖尿病検査の一つ
約2週間、血糖値が低い状態が続くと低下、高い状態が続くと上昇
要注意の値の一つです
 
 
血球計数検査
 
赤血球数RBC
血液の主細胞成分
酸素を肺から各組織へ運ぶ
貧血の目安
 
ヘモグロビン量Hb
血液の赤い色はヘモグロビンによる
赤血球の働きの中心
貧血の目安
 
ヘマトクリット値Ht
血液量に対する赤血球の割合
貧血の目安
 
平均赤血球容積MCV
赤血球1個の平均的容積=赤血球の大きさの指標
貧血の場合、その種類の判定の目安
 
平均赤血球ヘモグロビン量MCH
赤血球1個に含まれるヘモグロビン量
貧血の場合、その種類の判定の目安
 
平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)
赤血球の一定容積に対するヘモグロビン量の比
貧血の場合、その種類の判定の目安
 
白血球数WBC
細菌の貪食など免疫系に関わる
細菌感染症で上昇、ウィルス感染症で減少
 
血小板数PLT
止血に関わる
 
また献血前には血圧や心拍数も測ります。
ただし、年齢・体重・体調・血液の状態等、いくつかの条件によって受けられない場合もあるので、
詳しくは日赤や献血センター等で確認してください。
 
私は定期的に行い、貧血の起こりやすい時期を知ることができました。
献血第一は困っている人のためです・・・でも
献血ルームにはジュースや漫画がある所もあり、子供を連れて待たせておけば大人しくしてるし
たまに生活用品も貰えたりと、一石二鳥にも三鳥にもなります。
ぜひ、皆さんも試してみてください。