やすらぎ鍼灸接骨院の日記

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やすらぎ通信vol.35 「人工呼吸」

震災の被害にあわれた皆さんにスタッフ一同謹んで深い哀悼の意を表します。






現在の状況ではまたいつどんな状況になるか分かりませんので、今回は人工呼吸のについてお話したいと思います。
先ず、人間の呼吸は酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すのに吐き出した息を吹き込んだら苦しくないのかと疑問に思っている方いらっしゃいませんか?
私は昔、思ってました(笑)
実は吐き出した息には酸素の方が多いということを御存知でしたでしょうか?
空気中には酸素が約20%、二酸化炭素が0.03%含まれています。(残りのほとんどが窒素です)
空気が肺の中に入り、必要な酸素は血液中の赤血球(ヘモグロビン)に付着して体内の隅々に行き、代わりに老廃物として二酸化酸素が外に出されます。

このとき吐く息の成分比は、酸素約16%、二酸化炭素約4%(残りのほとんどがやはり窒素です)
酸素20%→16%、二酸化炭素0.03%→4%
つまり使った酸素はわずか4%に過ぎずその分だけ二酸化炭素が増したと考えてくださって差し支えありません。

以上のように吐く息にもまだまだ大量に酸素が残っています。緊急時にする人工呼吸にマウス・トゥ・マウスといわれる方法がありますが、
相手の肺に息を吹き入れても相手が酸欠になる事は無いというわけです♪

*その他緊急時の対応









*人工呼吸方法
・呼吸がなければ人工呼吸を開始する。 気道を確保したまま、
 額の当てた親指と人差し指で鼻をつまむ。
・大きく口を開け、傷病者の口をおおい、静かに1回吹き込む。
・吹きこんだ後、顔を胸部側に向け、胸の動きと呼吸を
 確認してから、さらに1回吹きこむ。