やすらぎ鍼灸接骨院の日記

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やすらぎ通信Vol.16 「ヒスタミン」(10.06.01)

ヒスタミン

6月に入り、そろそろ梅雨の気配ですね。
ところで、「雨が降ると関節が痛い」、「古傷が痛むとその後雨が降り出す
という話を耳にしたことはありませんか?

これらは「天気痛」と呼ばれています。

原因として、気温・気圧・湿度の変化…
そして、「ヒスタミン」があります。

普段、体には外から内へと圧力がかかっていますが、
気圧が下がる(低気圧)と内から外へ細胞が膨張します。
(飛行機でお菓子の袋がパンパンになるのがこれです)
このため、一度傷ついた場所が刺激され痛みを引き起こします。

また、気圧が下がると体内でヒスタミンの量が増えます。
ヒスタミンは、体に有害なものが入ってきたときに、
防御反応(炎症や痛み)を引き起こす物質です。
これらが交感神経を刺激し、筋肉や血管が縮んでしまいます。
すると、疲労物質が溜まり、痛みを感じやすい状態になってしまうのです。
これは、「むくみ」の原因にもなります。

ちなみに、ヒスタミンにはこれとは対称的に脳の血流を上げる作用もあります。
登山や梅雨時に起こる頭痛はこのためです。


~痛みを和らげるには?~
☆リラックスしましょう。
☆余分な水分を捨てましょう。

対策その1  入浴
 むくみの解消・交感神経の抑制に効果が期待できます。
 ぬるめのお湯にゆっくり浸かる半身浴で血行を促進し、代謝を上げて汗をかき、むくみを解消しましょう。 
(※就寝前がオススメです)
 ただし、湯冷めには気をつけてくださいね。

対策その2  食事
 利尿作用でむくみの解消に効果の高いカリウムを、
これからが旬のキュウリイカナスなどから摂りましょう。